みなさんは「こどもホスピス」という言葉を聞いたことがありますか?
ホスピスと言うと、がん患者さんの病院、というイメージを持つ人もいるかもしれません。
こどもホスピスは違います。病院ではなく、ゆったりと自由に過ごせる「おうち」です。
重い病気をかかえ入退院を繰り返す子どもたちは、健康な子どもたちが当たり前に楽しんでいることを、同じように楽しむことができません。
でも、子どもはいつだって遊びたいし楽しみたい!
学びや遊びや、人との関わりを通して、夢を育み成長するのです。
だから、「横浜こどもホスピス〜うみとそらのおうち」がめざすのは、病気とともにある子どもと家族が一緒に安心して過ごせる場所。
限られた時間であっても、それが永遠に輝く思い出になるような、そんな場所になりたいと思っています。
「横浜こどもホスピス〜うみとそらのおうち」は、病気とともにある子どもたちの家族や遺族の願いから生まれた、日本ではまだ珍しい子どものためのホスピスです。
窓の外にはゆるやかな水の流れと広い空。向かい側には公園。
八景島シーパラダイスや金沢動物園など、子どもとご家族が楽しめる場所も近場にあります。
子どもたちの「やりたい」、病気のために諦めていた「やってみたい」を叶える情熱一杯のスタッフには看護師と保育士もいて、それぞれの家族が不安なく過ごせるように、しっかりと安心を支えます。とりわけ、お家や病院ではなかなか入れない、眺めの良い大きなお風呂は、ずっと覚えていたいような特別の思い出を作ってくれるでしょう。
海、空、緑がひろがる
金沢八景の豊かな自然
家族一緒に楽しめる
絶景のお風呂
みんなでお料理が作れるキッチン
家族でくつろげる、
癒しのお部屋
設備紹介
お部屋(3部屋):ベッド、ソファ、ミニキッチン
キッチン:食器、調理器具
お風呂:浴槽、シャワー、走行式リフト、ミストサウナ、タオル、介護用バスチェア、
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ドライヤー
トイレ:オストメイト、多目的シート
その他:各種遊具、エレベーター、エアコン、空気清浄機、Wi-Fi、 テレビ(みんなのホール内)、AED、点滴スタンド、※酸素の配管はありません。使用している医療機器がある方はご持参ください。
どのような子ども・家族が利用できるのですか?
「生命にかかわる病気や状況(LTC※)」の18歳までの子どもです。利用の仕方は子どもの病状やご家族の希望によって異なります。※LTC(Life-threatening conditions)は、4つのカテゴリーに分類されます。①根治療法が奏功することもあるが、うまくいかない場合もある病態(小児がん、先天性心疾患など) ②早期の死は避けられないが、治療によって予後の延長が期待できる(神経筋疾患など) ③進行性の病態で、治療はおおむね症状の緩和に限られる(代謝性疾患、染色体異常など) ④不可逆的な重度の障害を伴う非進行性の病態で、合併症によって死に至ることがある(重度脳性麻痺など)
入院・ショートステイはできますか?
現在は、お子さんだけを預かるショートステイは想定していません。保護者と一緒に滞在していただくことを原則とします。詳しい利用方法については、こちら
医師はいますか?医療的なケアはしていただけるのですか?
医師は常駐しません。子どもと一緒に遊んだり、ご家族に寄り添う看護師、保育士などのスタッフが子どもたちとご家族の希望する過ごし方を一緒に作っていきます。こどもホスピスは医療施設・福祉施設ではないため、医療設備はありません。医療機器については、ご家族が日常使用しているものを利用時にお持ち込みいただく形になります。病状の急変時には必要に応じて救急車対応をさせていただきます。
ご利用案内・アクセス は
こちらから
ご利用申し込みは、本ホームページのお問合せフォームもしくはお電話で受け付けております。
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