全国には、重い病気や障がいを抱えながら生きる子どもが約2万人います。
生活に多くの制限がある中で、社会から孤立してしまうことも少なくありません。
それでも子どもたちは「今」を生きています。
家族や友人と過ごす時間は、何より大切なものであり、その時間をより豊かにするには、医療者や家族だけでなく、地域社会のまなざしが欠かせません。
私たちは活動を通じて学んだことを、地域の知恵として生かし、子どもたちと家族が安心して暮らせる社会づくりに取り組んでいます。
「こどもホスピスフェスタ2025」では、今を生きる子どもたちにとって本当に大切なことは何かを考える時間として、子どもの育成と地域づくりに取り組む、元サッカー日本代表監督・岡田武史さんをお迎えしました。
施設でのこれまでの歩みもふり返りながら、さまざまな視点から語り合うひとときとなりました。
※アーカイブは 7 月 31 日まで視聴可能
https://peatix.com/event/4412524
(1)「支え助け合えるコミュニティをめざして~FC 今治の取り組み」
岡田武史氏 株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長 (元サッカー日本代表チーム監督)
サッカーJリーグ・FC今治を運営される岡田武史氏が、FC今治の経営を通じて実践する“心の豊かさ”を重視した地域づくりとは?
物質的な豊かさを超え、共助のコミュニティが未来をどう変えるのか。環境問題、教育、スタジアム構想まで──。
岡田氏ならではの視点と深い哲学に触れられるご講演でした。
18トリソミーをもつ恭子さんとご家族の歩みを通して、“生きること”に希望を灯すこどもホスピスの力と、支援のあり方が語られました。
医療の枠を超え、地域・社会とのつながりの中で見えてくる“生”のかたち。
家族の声には、多くの気づきと未来へのヒントが含まれていました。
(2)「きょうだい児としてのお話」
神保千実さん(小学6年生)
入退院を繰り返す妹との生活の中、自分の気持ちをどこに置いたらよいのか──。
神保さんは、横浜こどもホスピスでの経験を通じて、きょうだいとしての不安や戸惑い、そして安心を感じられた時間について語りました。
きょうだい児という立場にある子どもが直面する思いや、その支援のあり方について考える深く考えるきっかけとなるお話でした。
パネラー:岡田武史、こどもホスピス職員(田川尚登、津村明美、本多貴子)、ご利用家族(落合ファミリー)(敬称略)
Q1.あなたにとって子どもの今を大切にするってことはどういうことですか。
Q2.日々の暮らしや活動の中でどんな課題を感じていますか。子どもにとってもっと過ごしやすくなるためにどんなことが必要だと思いますか。
Q3.皆さんが日々実践していることや、今後のアクション、参加者の皆さんへのメッセージがあれば教えてください。
上記の問いに対してパネラーがそれぞれの立場から回答。
日本全体で共助の社会づくりが進むことを期待して、閉会となりました。
【開催日】 2025年4月27日 13時 30分~16時00分
【主催】 認定 NPO 法人横浜こどもホスピスプロジェクト
【後援】 神奈川県、横浜市
【協賛】 大洋建設株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社横浜銀行、株式会社メモワール、ヨコ ソウマシニカル株式会社、明治ホールディングス株式会社、宗教法人弘明寺、株式会社安藤建設、ウ エインズトヨタ神奈川株式会社、株式会社柴橋商会、株式会社不二家、株式会社横浜アストレア、 株式会社鈴徳、ベーカリーハウスアオキ、株式会社ダッドウェイ、医療法人横浜未来ヘルスケアシステム
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