横浜こどもホスピスプロジェクト

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きょうだい交流イベント『オンライン交流会&わくわくディキャンプ』

2023.10.03 活動レポート

オンライン交流会&わくわくディキャンプ

今年も、神奈川県より受託している長期療養児支援事業の一環で、きょうだい支援交流イベントを開催しました。

同じような状況にあるきょうだいさんが集まって1日過ごすことで「どんな気持ちを持ってもだいじょうぶ」「ひとりじゃない」そんなふうに思える安心感の中で、たくさんの人に愛され、一緒に笑い合い、思いっきり身体をつかって遊びます。きょうだいたちが、こども時代を『こども』として大切に過ごせるようにとの思いで活動しているイベントです。

※きょうだいさんとは・・・私たちは、病気や障がいのある子どものきょうだいたちを、親しみをこめて「きょうだいさん」と表現することが多いです。

9月18日 「オンライン交流会」

24日のディキャンプを前に、みんなでお友達になるためのオンライン交流会を開催しました。一人一人自己紹介をしながら、途中から変装をしてくるお友達もいたりして・・・。
笑ったりおしゃべりしながらの1時間はあっという間で、しっかりお名前もおぼえることができました。海ではどんな風に遊んで過ごそうかの作戦会議もして
当日みんなに会えるのが楽しみになった会でした。

9月24日「わくわくディキャンプ」

少し風が残りましたが、お天気にも恵まれ、みんなで向かったのは
葉山にある一色海岸。この日は、海岸から富士山も眺められ、絶好の海日和でした。
午前中は、ちょうど潮が引いていた時間。
みんな、バケツと網を持って、狙いを定めた岩陰をのぞき込んで海の生き物探しに夢中です。
「こっちに大きいのがいたよ!」「スルメイカで出てくるかな」「みんなではさみうちしよう」カニも必死に逃げていますが、こどもたちも真剣です。
みんなで力を併せ、声をかけあっているうちに、みんなの緊張もほぐれて、
あっという間に友達になりました。
9月24日「わくわくディキャンプ」

海であそぶと、お腹がすくのも早いから不思議です。
早めにおいしいお弁当を砂浜で食べ、さっそく、みんなで海遊びへ。
「今まできょうだいも一緒だから砂浜で過ごしたことはあっても、海で泳いだことがないの」って教えてくれたお友達も、ライフジャケットを着て楽しそうに泳いでいるみんなを見て、勇気が湧いてきました。友達の手をぎゅっと握りしめながら、一歩また一歩と海の中へと進んでいき、最後は「もうサイコー!!」ってずっと海に浮かんでいました。
友達ができて、安心して一緒に遊んでくれるスタッフがいて、みんなと一緒に思いっきり遊んでいるうちに、自分が過ごしたいように過ごしてもいいんだって気が付いたみんな。自分のやりたいこと、やってみたいことを言葉に出して伝えながら、思いっきり遊んでいます。

砂浜に寝転んで、お風呂かな…砂で埋めてもらっているお友達。
みんなでボートを膨らませて、「1・2・1・2」と声を掛け合いながら、ボートを漕いでいるお友達。
とにかく、ぷかぷか浮いたり、潜ってみたりと、海でのんびり遊んでいるお友達。
何か生き物はいないかなと、海岸に落ちているもので、釣り竿を作っているお友達。
大自然の中で、心が解放され、遊びきった満足な顔と、豊かな遊びの時間が広がった
1日となりました。

最後に、参加したお友達がみんなの前で話してくれた言葉をご紹介。
「海遊びとっても楽しかったです。だけど、みんなが楽しそうにしているのを見て、もっとうれしい気持ちになりました。うみそらのイベントを終わります。さようなら。」
また、みんなで遊べる日を楽しみに、私たちは日常へと戻っていきました。
様々な形でご支援くださったみなさま、本当にありがとうございました。

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