横浜こどもホスピスプロジェクト

お知らせ

第5回病児と遊びの研究会を開催しました

2019.11.02 活動レポート

11月2日(土)は、今年度最後の「病児と遊びの研究会」でした。

第1部「出会いと経験が育んでくれた笑顔」は、宮副和歩さんと心資(しんすけ)君のお話。(お父さんとお兄ちゃんも来てくださいました!)
重い障がいとともに生きる心資君の誕生から現在までのご家族の想いや生活の変化を、丁寧に共有してくださいました。数々の困難を乗り越え、そして成長とともに変わっていくであろう課題を見据え、「生きる、楽しむ」ということを大切にする「今」がある。家族の笑顔を最優先に、そして同じような境遇のご家族の笑顔を守るために行動を起こした宮副さんのお話が深く心に響きました。

第2部「スペシャルニーズに寄り添う遊びの実践」は、安田伸枝さん。おもちゃだけでなく、病気や障がいの有無にかかわらず皆がフラットな関係で遊べる遊びのワークをご紹介いただきました。「障がいあるから特別なのではなく、どんな子どもも一人一人が特別」「遊びの目的は遊び」。心に留めておきたいヒントを沢山いただきました。

宮副さん、安田さん、参加者の皆様、ありがとうございました!

※集合写真を撮り忘れてしまったので代わりに、研究会お馴染み(?)となってきた子どもたちとお母さんたちの和気あいあいとした一コマを♪

今年度は当事者ご家族にご協力いただき、多くの学びと気づきを得ることができました。
深く感謝申し上げます。来年度はまた少し進化した形でお届けできれば、と考えています!

(参加者アンケートより)
*どんなに苦しい状況の中でも生きていこうとする心の強さを闘病されているご家族皆さん共通に感じます。生きやすさを実現するために何ができるか、改めて見つめなおし、更なる支援につなげていければと思います。
*大変だったことやその中での喜びや楽しみを素直に話していただき、とても良かった。3歳児未満の医ケア児への支援不足の話などは、知らない人が多いと思うので、発信していく必要性が高いと思った。
*「ともに遊ぶ」ということを知りました。遊び方を決めないで、遊びの中から発見を楽しめる遊びが何よりと思いました。
*遊びに目的を大人が付与してはいけない、というのはすごく大事だけど忘れがちなことだと思った。
*五感をフルに使った遊びの大切さ。大人、子ども、病気、立場関係なく、全員がその時感じる遊びを全力で遊びたいなと思います。

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