開催報告

「こどもホスピスの本来の言葉に込められた意味と理解を全国へ広めよう!」 をテーマに第1回全国こどもホスピスサミットを開催しました。

2018年2月11日14時よりかながわ労働プラザで立見も出るほどの盛況の中、「第1回全国こどもホスピスサミットin横浜」は始まりました。

主催者:NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクト 代表理事 田川尚登

 

 

 

司会は、日本小児がん研究グループ(JCCG)の加藤希さん。神奈川県の首藤健司副知事と横浜市の増住敏彦医療局長からもご挨拶いただきました。

第1部・基調講演のテーマは、「小児緩和ケアと子どもの命」。

神奈川県立こども医療センター新生児科の豊島勝昭先生:TVドラマの「コウノドリ」の映像を交えながら。家族の地域生活支援が重要であり、家族の時間を送れる場所で、支えあい物語が作れるホスピスを目指してほしいとのメッセージ。
横浜市大附属病院脳神経外科の山本哲哉先生:小児脳腫瘍の治療現場、病院外の患者・家族との交流を通して、脳神経外科として大切にしていること。

 

 

NPO法人シャイン・オン・キッズ、ファシリティードッグハンドラーの森田優子さんとアニー:ファシリティドッグが入院中のお子様・ご家族に与える豊かさについて。

 

 

第2部は、昨年10月に視察に訪れた英国のこどもホスピス「フランシスハウス」の紹介ビデオと代表者David Ireland氏のサミットへのメッセージの後、北海道こどもホスピスプロジェクトの佐藤貴虎先生に「こどもホスピス」の世界基準についてご説明いただきました。

日本の実情については、淀川キリスト教病院こどもホスピスの鍋谷まこと先生、国立成育医療研究センター「もみじの家」の内多勝康さん、TSURUMIこどもホスピスの水谷綾さんに事業紹介をしていただき、開設準備をしている福岡子どもホスピスプロジェクトの濱田裕子先生と北海道こどもホスピスプロジェクトの佐藤貴虎先生にも発表していただきました。

鍋谷まこと先生、内多勝康氏、水谷綾氏、佐藤貴虎先生、濱田裕子先生

 

シンポジウムでは時間が押していて十分な討議ができませんでしたが、昭和大学病院内「さいかち学級」の副島賢和先生の進行で、まず、イギリスの小児緩和ケアの状況や「こどもホスピス」の現状を柳澤隆昭先生にお話しいただき、TSURUMIこどもホスピス代表理事の高場氏にも民間型こどもホスピス第1号としての理念をお聞きしました。

 

副島賢和先生、柳澤隆昭先生、高場秀樹氏

さらに、各施設・団体の強みや社会に期待することを共有し、今後のこどもホスピスの目指していくこととして【横浜宣言(2018年2月11日合意)】を発表し、終了しました。

第1回全国こどもホスピスサミット 横浜宣言

 

 

「こどもホスピス」は諦めや看取りの場所ではなく、豊かに生きることを支える場所。

 

第1回全国こどもホスピスサミットの目的は、「こどもホスピス」を多くの方に知ってもらうことと、全国に広めていくために連携強化をすることでした。「こどもホスピス」関係者だけではなく、地域の一人一人がこども達の笑顔を守るためにできることを考える。そんなきっかけになったならば、こんなに嬉しいことはありません。

第2回からは、テーマ別に討議していければと考えています。

ありがとうございました。